May 16, 2005

食わず嫌い?

食べ物の話ではありません。

どんなに話題になっても、どうしても抵抗がある。
お金を払って観る気はしない、タダだったらもっといや。お金を払ってでも
そこから逃げ出したいと思う。

それが、イマアイ。

竹内結子と中村獅童の結婚で、それからTVドラマになるってことで
また話題になっているが、話題に出るだけでいやぁな気分になる、この作品。
普段は映画に関しては「無関心」なわたしだけれど、この映画だけは観たくない、
と積極的に思う。

それは、「人の死をいじる」という禁じ手をつかっているから。もっといえばその
禁じ手を多くの人が「泣ける」といって受け入れているから。

人の死は切ない。それは、死んでしまった人の人生がそこで終わってしまうから
というだけではなく、生きている我々が死んでしまった彼らとともに人生を歩んで
いかなければいけないから。決して更新されない関係性を、消すこともできず、
持ち続けたまま生きていかなければいけないから。

身近な人の死を知っている人は気が付いているはず。

誰かが死んでしまった後ではその人に関する「真相」を知ることなどできない。
その意味では、この作品は「死」を「フィクション」として扱っている。もちろん、
フィクションで構成されている作品は多くあるが、たとえ架空のストーリーで
あっても、人が感動できるのはそこに「真の」人と人との関係性を見出せるから
ではなかったのか。

もはや人はただ単に人が死ぬだけでは泣けないのか。もし「イマアイ」のような
ことが本当に起こったら。最愛の人を2度失うことに耐えられる精神を持つ人は
そう多くはないだろう。しかし、いまや多くの人はフィクションの死に対してしか
感動できないのだろうか。

作品に対して、というよりその作品を求め、受け入れる人々に対して、苛立ちを
禁じえない今日このごろ。

実は作品は見てないんだけどね。。。

投稿者 みやがわ : May 16, 2005 11:13 PM | トラックバック
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